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2009-11-04

楽典プチ情報♪ 転調について

「みんなの疑問に答えちゃおう」のコーナー!・・・勝手に作りました・・・。

臨時記号だらけの時の調性の判断方法ってどうするんだろう・・・というご質問があったので、ちょっと書いてみますね。

まずこちら、ショパンのバラード1番のとある一節。
この曲の調号は♭2つ(シとミ)のソ短調です。

転調1

臨時記号だらけですね。
こんなんなっちゃったら、もう転調してるに決まってるじゃん!という位に臨時記号がついています。
こんな時は「はは~ん、さては転調してるね」と考えてみます。

まずは心を落ち着けて、何の音に臨時記号がついているか良~く見てみます。
良く見ると音の高さが違っても、同じ音に付いていることが分かります。

ナチュラルはシとレとミ、♯はドとソ。

1.(写真には写っていませんが)レのナチュラルは、前の小節に♯が付いていたので、
  それを打ち消すために付いています。
2.シとミにナチュラルが付いている、という事は調号が打ち消されていると考えます。
3・ドとソに♯が付いているので「さては♯系になったね」と考えます。
4.♯の付いていく順番は「ファ→ド→ソ→レ・・・」
  ファの音は無いけれど、あれば♯がついているはず。
  そしてレの音にはなにも付いていません。

よって♯3つのイ長調か嬰へ短調が候補に上がります。

「短調の場合、主音の一つ下の音が半音上がる」 という決まりがあります。
(「主音」とはスケールの一番最初の音です。ハ長調ならド、ト長調ならソが主音です。)
嬰へ短調であればミの音が半音上がるので、ナチュラルだけでなく♯が付いているはずですが、ここにはついていません。

よって、ここの部分はイ長調に決定!という訳です。

・・・どうでしょう、こんな解説でお分かりでしょうか・・・?



もう一つオマケでショパンのバラード3番のとある一節。
この曲は♭4つの変イ長調です。

転調2


調号のシ、ミ、ラ、レ全てナチュラルがついていますね。
一つだけラに♭が付いていますが、これは前後のソの装飾音みたいなものと思ってください。装飾音は除外して考えるので、コイツは無視します。
ファにも♯がついていないし、これはハ長調かイ短調と思われます。
イ短調だったらソに♯が付いているはずですが、何も付いていないので、ここはハ長調に決定!

装飾音については色々法則があるので、取り敢えず「装飾音クサイ」と思う音は除外して判断します。
あと、長~い連符、13連符とかそういうものも除外します。

調号の付いていく順番や、ある程度の法則を知っていれば調の判断ができるんですね。

・・・難しいでしょうか?
「よって」なんて書いていたら、遥か昔の数学の「証明」の問題をしている気分になってきました。
多分、理数系が得意な方のほうがとっつき易いんだと思います。


ちなみに「転調しやすい調」というものもあるので、それについてはまた機会があったら書いてみます。

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2009-10-10

楽典プチ情報♪

調性の判断ってどうやるんだろう?・・・って思われる方がいらっしゃったので、
私のお節介心がムクムクと湧き上がってきました。

そこで今回は調性についての簡単なお話を書いてみようと思います。

まず、シャープもフラットも無い時は「ハ長調」と「イ短調」ですね。
長調からド→シ→ラと3度下がったら短調になります。これはどの調号でも同じ。
同じ調号だと長調と短調がセットになって存在します。

シャープが付いていく順番はファ→ド→ソ→レ→ラ→ミ→シ
フラットは付いていく順番はシ→ミ→ラ→レ→ソ→ド→ファ

シャープとフラットは逆に付いていくんですね~。不思議~。



何調か判断するには、以前ちらっと書きましたが
「トニイホロヘ」「ヘロホイニト」
この呪文を覚えれば一発です!

シャープ系は「トニイホロヘ」
  シャープ1つで「ト長調」→2つで「ニ長調」→3つで「イ長調」・・・以下同。
フラット系は「ヘロホイニト」
  フラット1つで「ヘ長調」→2つで「変ロ長調」→3つで「変ホ長調」・・・以下同。

この呪文もシャープとフラットは逆なんですね~。良く出来てるなぁ~。



短調の場合は長調から3度下がった所になります。
  「ト長調」だったら ソ→ファ→ミ だから「ホ短調」
  「ヘ長調」だったら ファ→ミ→レ だから「ニ短調」



ハ長調のド、ニ長調のレ、のようにスケールの一番最初の音を「主音」と言います。
主音が黒鍵のものはシャープ系なら「嬰」フラット系なら「変」が付きます。
だからフラット2つの長調は「変ロ長調」なんですね~。


「じゃあ、長調と短調ってどうやって見分けるのさ?!」

細かく説明すると色々とあるのですが、一番簡単な見分け方は曲の一番最後の音を見てみます。
フラット1つの曲のメロディーライン最後の音がファだったら「ヘ長調」、レだったら「ニ短調」。
もちろん例外はありますが、大抵の曲は主音で終わっているので、ほとんどはこれでイケると思います。

だんだん長い曲を弾くようになると、曲中で転調することが多くなってきます。
そんな時にこういった知識があると譜読みが早くなりますよ。
「何か臨時記号が多いな~」という時には大抵転調しています。(臨時記号があったからといってすべて転調しているわけではないですが)
そんな時に「ここは何調だな」と分かるとひとつひとつの臨時記号を気にしなくても音を取っていけるのです。
そこまで分かるようになるにはもうちょっと勉強しなきゃイケナイと思うのですが、興味のある方はちょっとかじってみてはいかがでしょう?

普通にピアノレッスンに通うだけではあまり教わらないのかな、と思って書いてみました。
そんな事知らなくてもピアノは弾けるもん!と言われればそれまでなのですが、まぁ、そんな事言わずに・・・。
知っていて損は無いと思ったので、よろしかったらご参考になさってくださ~い。




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